【ソムリエ二次試験】ワインのテイスティング能力を劇的に上げるためにやった6つのこと

ワインの試験

 

ソムリエ協会呼称資格の二次試験を受験するひと
一次試験受かったけど、二次のテイスティング試験、落ちたらどうしよう・・・。どうやって勉強すればいいのかな。

少しでも点数を稼ぐ方法ってあるのかな?

こんにちは、ワイン・シャンパーニュコンサルタントの浅野ゆり(@YuriAsano_Wine)です。

一次試験合格された方、お疲れ様でした!

二次試験も年々難しくなっているので、気を抜かずに頑張ってくださいね。
恥ずかしながら、私は一時合格で安心し過ぎたため、二次試験に一度落ちています・・・。

ただ自分なりにどうして落ちたのかを考えたり合格した人の話を聞いて大体これをすればOKかなというところに落ち着き、それらをコツコツ実践したら翌年に晴れて合格!

 

また、その2年後にフランスのワイン国家資格(ディプロマ)を受けたときにもこの記事の内容を実践したところ、テイスティングの授業ではなぜかクラスで一番成績が良かったです。(私以外は全員フランス人でした)

また、私は昨年にエキスパート試験対策指導をしていたのですが、合格率100%(ホッ)
生徒さんからお礼にシャンパーニュを頂いたりしました。エヘッ

その方法を包み隠さず、4分ほどで読める内容にしていますのでぜひ参考にしてみてくださいね!

過去のデータを集めることで、何に的を絞って練習するべきかを知る

二次試験は、赤・白・リキュールのテイスティング。
ソムリエ協会のHPに、実際に試験で使うものと同じ回答表がダウンロードできます。
最低20枚を今すぐ、印刷しましょう。
後でと思っていると、忘れてしまうので。
https://www.sommelier.jp/topics/view/2017tasthingma
これを使って毎日、1~2種類のワインをテイスティングしたうえで記入していってください。
このシートは予備試験のようなものなので、やればやるほど要領よく答えられるようになります。

 

また、ソムリエ協会の発行している機関紙「Sommelier」の最後のページにも、過去問題とその答えが複数年に渡って記載されているので、もしも知り合いで会員の方がいらっしゃれば借りるのも手ですね。

 

テイスティングに関る「香りのイメージ」を掴む

ブルゴーニュ委員会のHPを見ると出てくるこの画像。

左から時計回りに見ていくと、若い白ワイン(スパークリングも含む)が熟成するにつれて出てくるアロマを理解するのに非常に役に立ちます。

 

香りのもととなる原料をイメージできることによって、ワインの香りがとりやすくなります

また、個人的に私が尊敬するソムリエールさんから二次対策として教えて頂いたワインテイスティングの基礎知識という本も、分かりやすくておすすめです。

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せっかく一次試験を通過できたので、二次試験も受かりたいですよね。

この本は「あと一点欲しい・・・!」といういざという時の心の拠り所になりますよ。

 

ツールを使って効率的にワインの香りを覚える

フランスでもワイン学校などで使われているル・ネ・デュ・ヴァン(ワインの香りセット)

自分の知らないワインの香りを体験できるため、貴重です。

 

これは他のものと比べて使う優先度は若干低めですが、保険としては役に立ちます。

「ミネラル」って、感じ取るのは難しいですよね。また、テイスティング選択肢でよく出るフランス特有の果物も、なかなか日本では手に入りづらいですよね。

 

嗅いだことがない香りをとるのって、テニスで目をつぶってコートに出るようなもの。

ぜひ一度嗅いでみて、頭の中にストックしておいてくださいね!

 

ちなみにアロマの種類が少なすぎると買っても意味がないので、香りの種類もそろっていて(54種類)一番コストパフォーマンスが良いものがおすすめです。

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ワインと違って一回だけではなく何度もトライできるので、頭には入りやすいですね。

また、ブショネなどワインの欠陥の香りも7種類入っているので、試験だけでなく日常でワインを選ぶときにも使えるので一石二鳥ですね^^

 

色々なスクールの二次試験対策<単発>講座に通う

仕事と同じで、テイスティングもフィードバックを受ける事は大切です。

余韻の長さの感覚酸味の量(高さ)は人それぞれ違うので、経験豊富で長年ソムリエ協会の試験を担当されている先生のテイスティング講座を受けることをおすすめします。

 

方向性がずれたままテイスティングの練習を重ねて後から修正するよりも、早いうちに教えてもらい「あ、余韻の秒数はこれ位が長いんだな」と気づいて練習をする方が、圧倒的な時間ロス防止につながりますので。

 

私は過去に日本でワインのインポーターに勤めていたのでその時は試験動向に詳しい会社内の先生に教えて頂いていましたが、それにプラスしていくつかのワインスクールの直前単発講座に参加をしました。

どのスクールも経験豊富な先生のフィードバックをもらえますし、毎年変わる出題トレンドも早めに教えてもらえますよ。

 

それぞれスクールによって特色が変わりますが、どうせ単発での参加でしたら通いやすい(職場や自宅から近い)スクールにすると無理なく受講できると思います。

 

※ちなみに私は大人数の前で先生に質問できない性格で、「これって〇〇の香りが入ってるんじゃないかな?違うかな?」と思ってもなかなか勇気が出なかったため、先ほどのワインの香りセットで答え合わせをしていました(;^_^A

 

時間がない人は通販でソムリエ試験対策セットを購入

とにかく仕事が忙しくて受講する時間がない・・・!という方に強い味方の、テイスティング対策セット

 

ハーフボトルがおすすめです。

(フルボトルにして万が一途中で酔ってしまうと勉強にならなくなってしまうので 汗)

 

二次試験は、ワインを楽しむよりも「数をこなす」「論理的に分析する」ほうが大切です。

まとめ

1.まずは過去のデータを集め、どんな問題がでるか分析し、

2.香りのイメージが頭に浮かぶように本などでトレーニング

3.ツール(ル・ネ・デュ・ヴァン)を使って香りの分野を完璧に

4.スクールの単発講座に出てフィードバックをもらい

5.自宅でも試験対策セットでテイスティング能力を飛躍的に向上させる

 

いかがでしたか?
また、試験会場は毎年寒いという声が出ているので、上着を持って行かれることをおすすめします♪
頑張ってくださいね!ファイトー!!