おすすめワイン

秋の入り口は、白を一段濃くするだけでいい

パリのマルシェから、桃が消えました。先週まで山積みだった台に、今朝は葡萄と洋梨が並んでいます。八百屋の主人は「もう終わりだよ」と、当たり前の顔で言いました。季節の変わり目は、天気予報よりも市場のほうが正確です。
おすすめワイン

ワイン1年生の買い物リスト — 最初の1万円は、こう使う

「結局、最初に何を買えばいいんですか」。この連載を始めてから、いちばん多くいただいた質問です。10回目の今日は、その総まとめ。ワイン1年生の買い物リストを、金額つきでお渡しします。先に言ってしまうと、1万円あれば始められます。写真は、ブルゴ...
ワインのあれこれ

ワインリストは、閉じていい — レストランで迷ったときの3つの伝え方

分厚い革張りのワインリストを渡されて、読めもしないページをめくるふりをする。あの時間、ありますよね。視線は文字の上を滑るだけで、頭の中は「早く決めなきゃ」の警報だけが鳴っている。せっかくの食事の、いちばんもったいない数分です。今日は先に結論...
ワインのあれこれ

魚に赤は、間違いですか — 料理合わせは「色」と「産地」の2つでいい

「魚に赤ワインって、やっぱり間違いなんでしょうか」。先日、日本の友人からそんな質問が届きました。気持ちはわかります。本を開けば「肉に赤、魚に白」の先に、品種だの温度だの、覚えることが山ほど出てくる。でも安心してください。フランス人の食卓は、...
ワインのあれこれ

飲み残しワインは、栓をして冷蔵庫へ — 赤も冷やしていいんです

白状します。わたしはひとりの夜に1本開けて、飲みきれたためしがありません。ワインの仕事をして長いのに、体は正直で、グラス2杯で十分眠くなる。だから今夜は、残った半分のボトルの話をします。飲み残しは失敗ではありません。ちゃんと扱えば、明日の楽...
ワインのあれこれ

ヴィンテージって、気にするべき? — 普段飲みは無視でいい。例外は2つだけ

読者の方から、こんな質問をいただきました。「ラベルの年号って、気にして選んだほうがいいんですか?」いい質問です。答えから言います。普段の1本なら、気にしなくていい。気にする価値があるのは、たった2つの場面だけです。今日はその線引きの話をしま...
ワインのあれこれ

グラスを回すのは、かっこつけではありません — テイスティングは「質問の順番」

星付きの店で働き始めたばかりの頃、わたしはソムリエの試飲風景が少し苦手でした。グラスを光にかざし、くるくる回し、鼻を突っ込んで、難しい顔。正直、芝居がかって見えたのです。ある晩、先輩にそう白状したら、笑って一言。「あれはね、順番に質問してい...
シャンパーニュ

泡はシャンパーニュだけじゃない — クレマンという賢い選択肢

初めてフランス人の同僚の家のアペロに呼ばれた日、乾杯の泡はシャンパーニュではありませんでした。出てきたのはアルザスのクレマン。1本10ユーロほど。「普段の泡はこれで十分。シャンパーニュは特別な日のもの」と彼女は言いました。あの夜のテーブルに...
ワインのあれこれ

赤ワインの品種は、3人の人物として覚える — ピノ・メルロー・カベルネ

取引先のカーヴに降りると、まず匂いが変わります。湿った石と、樽の木と、ワインの気配が混ざった、暗くて甘い空気。あの地下で樽から注いでもらった3種の赤を並べて飲んだ日、赤ワインの品種というものが、初めて腑に落ちました。知識ではなく、性格の違い...
ワインのあれこれ

白ワインの品種は、まず2つだけ — 週末の飲み比べで体に入れる

今週末、白ワインを2本だけ買ってきてください。1本はシャルドネ、もう1本はソーヴィニヨン・ブラン。合わせて4,000円もあれば足ります。今日の記事は、読むだけでは終わりません。品種の名前は、飲み比べてはじめて体に入るからです。白は、この2つ...